Staff Blog

株式会社エドムインクリメントのスタッフブログ

【ストレングスファインダー】自分の資質を理解して、強みを120%育てる方法


人生において仕事をする時間は7万時間超と言われている。
この決して短くはない時間をどれだけ有意義に過ごせるかどうかで人生全体の幸福度も変わってくるのではないだろうか。

アメリカのコンサルティング企業であるGallup社の調査によれば、自分の強みを活かす機会が毎日あるかという質問に、「そう思う」と答えた人は「そう思わない」と答えた人に対して、はるかに意欲的かつ生産的に仕事に打ち込む傾向があり、さらに、「生活の質がとても高い」傾向があると言う。

今回は自分の強みを見つけることの大切さと、その方法の1つを紹介してみようと思う。

HUNTER×HUNTERに学ぶ「資質(才能)」

HUNTER×HUNTERという少年漫画を読んだことがあるだろうか。
アニメ化されているし、本誌でも休載↔連載を繰り返してネットニュース等でも取り上げられたりする作品なので知っている方も多いと思う。
長くなるのであらすじは割愛するが、HUNTER×HUNTERの世界には念と呼ばれる能力(超能力みたいなもの)が存在する。
念能力には6つの系統が有り、隣り合う系統の技は身につけやすいが、離れた系統は苦手であり技を身につけるのが難しいとされている。「水見式」という方法を用いて自分がどの系統の資質を持っているかが分かる。

「天空闘技場編」で登場したカストロというキャラは、自分の念能力の系統が「強化系」であることを理解せずに【自分の分身を作る】という「具現化系」や「操作系」の技を身につけることに才能や時間など持てるリソースの大半を投下してしまった。
これにより因縁の相手であるヒソカとの再戦であっさりと敗けてしまう。
ヒソカは彼の敗因をこう語る。

「人間」のように複雑なものを念で再現し
しかも「自由に動かし」たりするのはすごく大変だ
どのくらい大変かというとその能力を覚えてしまうと逆に他の能力を使えなくなってしまうほど・・・
ボクはそれを「メモリが足りなくなる」と表現している
キミの敗因はメモリのムダ使い

出典:HUNTER×HUNTER 6巻 ヒソカの台詞より

優れた才能を持っていながらも自分の強みを引き出すことが出来なかったカストロ。こうした努力と才能のベクトルが矛盾してしまうことは現実の私たちにも多かれ少なかれ起きうる。
努力自体を否定するつもりは全く無いが、自分の才能を正しく理解せずに闇雲に努力することは、PULLと書いてあるドアを必死に押しているが如く、徒労となってしまう場合があるのだ。

ストレングスファインダーについて

だが、自分の才能とはどのようにして見つけられるのだろう。
もしかしたら、現実世界で一つの「水見式」になるかも知れないのが「ストレングスファインダー」だ。
前述したアメリカのGallup社が提供する「才能」診断ツールで、「強み」になりうる「資質(才能)」を34個に分解し、177個の質問に答えることで、自分が持つ「資質(才能)」のトップ5を導く。

弊社スタッフからの紹介で4月に入社した新人たちに配布したので、まず先に自分がやってみた。
例えば、僕の場合のトップ5は、こんな感じの結果になった。

「ストレングスファインダー」の「資質(才能)」は、以下の4つのグループに分けられている。
自分の上位の「資質(才能)」がどのグループに入っているかで、その人がどんな欲求・ニーズを抱えていて、どんなことを大切にしているかが分かると言われている。

僕のトップ5を色付けしてみると、こんな感じ。

思考力に偏っていることが分かる。
この資質群に上位が偏る人は、考えたりする頭脳活動が大好きであるという特徴があるらしい。
反対に言えば、実行力や影響力などの資質は相対的に見れば低いわけなので、この点はチームメンバーとのコラボレーションで補う方が良さそうだ。このように、個々人の特性を活かせる強いチーム作りを考える上でも役に立つツールである。(ただし、公式でも謳われている通り、ストレングスファインダーの資質から逆算して人員配置や採用を行うことは本質ではない。あくまで今あるチームの最適化の一助に留めるべきだろう。)

しかし、気をつけて欲しいのは「ストレングスファインダー」の結果がそのままイコールで強みになるというわけではないことだ。
「ストレングスファインダー」が見つけるのはあくまで「資質(才能)」であり、それを活かした「強み」を作れるかどうかはその人次第である。
「資質(才能)」と「強み」は、種と花の関係に似ている。「資質(才能)」という種を育てることで、「強み」という花が咲く。反対に言えば、種がないところに花は育たない。
自分の「資質(才能)」がどこにあるかを知ることで、きっと「強み」を作りやすくなるだろう。

「ストレングスファインダー」の内容は今回のブログ記事のみで語り尽くすことは難しいし、僕の理解も至らぬところもあると思うので、より詳しく知りたい方は下記のリンクをご参考いただきたい。
若手は自分自身のキャリアを考える上で、管理職以上は自分のみならず部下の育成を考える上でも学ぶところが多いツールであるため、まずはアセスメントを受けることから始めていただければと思う。

参考:
クリフトンストレングス(ストレングスファインダー) 公式サイト
※「ストレングスファインダー」のアセスメントは、書籍を購入することでも受けることが可能です。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

HUNTER X HUNTER 6 (ジャンプコミックス)

弊社へのご依頼や、求人のお問い合わせはこちらまでお願いいたします。

keyboard_arrow_left 一覧に戻る

OTHERS

その他の人気記事


WEBディレクターの必要スキルのひとつ!「文字で伝える力」を磨く勉強

こんにちは。ディレクターのnakanishiです。 今回はディレクター業務をする中で、わたしがぶつか...


「デザイン=筋トレ」?日々のアイデアインプットについてご紹介します!

こんにちは、エドムインクリメントのデザインチームメンバーのSakuraiです。 今回はデザイン制作と...